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2016年8月5日金曜日

読書の話。

どうもこんにちは



最近「ソリューション・バンク」という本を読んでいます



人のコミュニケーションの中で起こった問題における、ブリーフセラピーによる解決事例を検証、紹介した本です


・原因探しをやめ、例外(問題の中ですでに解決している部分)を探す
・これまでとは違う何かをする
・うまくいっていることを続ける

ブリーフセラピーとはこう言った考えのもとに成り立っており、コミュニケーションの変化を促すことで問題を解決、解消していこうという「心理療法」の一つです


教育者の方やお子さんをお持ちの方は読んでみると面白いかもしれません



人は何か問題が起こった時にその原因探しにのめり込んでしまうことがあります
さらに他にも同じような問題がないかを掘り起こそうとします

問題事例を積み重ねることで悲惨さと事の深刻さを強調します

悲劇のストーリーというのは常にセンセーショナルで人の興味を誘うものですが
それは問題の外側にいる人間からの視点です


問題の当事者からすれば同じような問題をいくら集められたところで慰めにはなっても何ら解決にはならないのです



問題事例を集めるのではなく、問題を解決した事例、すなわち解決事例を集めて紹介し、様々な問題解決のヒントにしていこう

というのがソリューションバンクの考え方です(だと思います)


なんだか啓蒙活動家みたいになってしまいましたが


人間の体の痛みも、どうしても原因がわからないことは多くあります
レントゲンやMRIを撮っても血液検査をしても原因不明なんていうのは日常茶飯事です

どうして痛いんだろう、いつまでこの痛みが続くんだろう、他の人もこんなに痛いんだろうか…

痛みが続くとこんな風に考えてしまいがちです



そんな時はさっさと原因探しを諦めて、いつもと違うことをしてみる
なんていうちょっとした行動がいい変化のきっかけになったりすることもあるのです




今日はちょっと気分転換に、そんなお話でした。



…それでは!


おまけ



映画化されると聞いて懐かしくなって
子供に「ルドルフとイッパイアッテナ」を買ったけど、人生の教訓になるような名言が盛り込まれていて

読み聞かせるというより自分が夢中になって

子供は眠ってとっくに聞いていないと思っていると
ちゃんと読んでと怒られる。







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