このブログを検索

2016年8月30日火曜日

球数制限

どうもこんにちは

台風が東北を襲っているようです
現地の皆さんは何卒ご注意ください

私は愛知県半田市出身ですが
昭和34年の伊勢湾台風では291人の方が亡くなり、900戸以上の家屋が全壊したそうです

その当時の記憶をお持ちの高齢者の方々は、今でも台風に非常に敏感で
台風が来るかもしれないという何日も前から念入りに準備されます

台風の恐ろしさをあまり分かっていない私たちの世代からすると、毎回そんなに大げさにしなくてもと思ってしまいがちですが
東日本大震災時、三陸沖の津波では過去の津波の高さを記す石碑まで逃げた方が助かったという話も聞きました

経験や先人の知恵、知識というものはやはり大切にしなくてはいけないものだと感じます

自然災害はいつ何時自分たちを襲うかわかりません
できる準備は可能な限りしておくべきですね


さて前置きが長くなりましたが
表題の「球数制限」
野球をしている患者さんと接する機会が最近多いので調べてみると

こんなものが出ているんですね

MLBがガイドラインを提示して、はっきりと少年野球世代の子供たちにはこれ以上のボールを投げさせてはいけないと言っていました
↓ ↓↓ ↓↓
Pitch Smart

日本語訳はこちらを参照いただくと便利かと思います
↓ ↓↓ ↓↓
奈良野球少年を守る会



非常に厳しいですね

現実的に言えば、一般的な日本の高校では夏の大会はまず戦えません
「一年間のうち4ヶ月の休息期間を設ける」
なんて文言もあります…


(ちょっとここからは治療家らしくないことを書きます、私見が多く入ります)


成長期野球肘や野球肩と言われる障害の原因の主はやはりオーバーユースですから
ある程度のコントロールは必要であろうと思います
この球数制限で救われる選手も多くいるかもしれません

しかし現実はむしろ、この球数制限を守っていたら投球する機会を失って高校野球を楽しむチャンスすらつかめないっていうことの方が多い気がするんですよね


それに
投球障害の原因は球数だけでなくて投球フォームや筋力に依存するところも多くて、この球数制限を守っているから大丈夫!という考えに至ってしまうというのも危険ですし


そもそも同じ年齢でもカラダの成熟度というのはかなり個人差があります。

「BASE-BALL」ではない、日本の野球文化にあまり沿っていないのでこのようなガイドラインは日本では普及しない気がします


ただ確かに明らかに投げすぎの投手がいることも確かです

おそらく科学的な根拠に基づいた上で作られたガイドラインでしょうから、治療家や保護者の方はこういったガイドラインがあることを知っておき、選手が異常を感じたら言い出せる環境を整えておく責任はあるでしょう


決してどれだけ投げてもいいと言っているわけではありません
結局のところ大切なのは「バランス」です




と、いうことで
当院では
野球肘野球肩に対する治療、リハビリ、予防エクササイズの指導も行っております

もちろん状態に合わせて投球制限のお話もさせていただきます(笑

お困りの方は是非お気軽にご来院ください

以上、宣伝でした!


…それでは☆











0 件のコメント:

コメントを投稿