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2016年7月22日金曜日

治療家という仕事②

S&C分野の話ばかりしていて、本業を忘れそうです

本業は柔道整復師
痛みの治療が専門で、特に急性外傷の対応に自信があります
この機会にぜひ覚えてください(笑

そんな日々、治療家としての仕事をする中で

もともと怪我の予防(プレハブ)やリハビリにおいて、自体重のみでのエクササイズや優しい可動域訓練、ストレッチングばかりをやらせることに疑問を感じてきました。

怪我や痛みは自身の想定(対応できる範囲)を超えた負荷が身体にかかった時に起こるわけで

なのに、そんな簡単なことばかりやらせてどうするの?
そのメディカルエクササイズの負荷は怪我の受傷時のシチュエーションを想定できていないんじゃない?と、もやもやが募っていて

じゃあいっそしっかりストレングストレーニングについて勉強して、それを治療に取り入れよう!ということで最近セミナーや勉強会に参加している次第です


そんなこんなで、可動域や筋力だけに限らず運動器全般の想定の範囲を広げること、キャパを増やすことで不測の事態に対応できる身体を作ることが重要だろうという考えに至りました

(これからも考えは変わるでしょうが。)


怪我の予防であれば受傷時を想定した負荷をかけることが必要で、自分で軽々とコントロールできるような負荷では軽すぎると思います。
筋肉、靭帯、腱などにしっかりとメカニカルストレスをかけ、それに対する反応として強靭な身体が作られていくこと、強い負荷に耐えられるようになることを目的とするべきです

またスポーツ障害に対する治療であっても、痛みがとれて「はい復帰」では原因の根本的解決になってないので再び同じ症状が出てることは容易に想像できます。
例えば原因が可動域不足であれば可動域訓練が必要ですが、逆に可動域が大きすぎるなどの不安定性や筋力不足であったり他にも様々な要因が考えられその中から個人にあった原因を見つけ対処するところまで必要になります

なのでもちろん筋トレだけやっていればいいわけではないですが、反対にいわゆるエクササイズだけでも不十分、という感じです

これらはなにもスポーツをやっている人だけに限られた話ではありません
日常生活での痛みや怪我においても同様で

カラダの形態的特徴や動きの癖などを見た上でこの人はこういったところを怪我する可能性が高いなとか、ここが痛いんじゃないかなというのを日々考えながら施術しています




最近はメディカル系のセミナーや勉強会をトレーナーやSCの方も受講していることが多いようで、人の身体を扱うという意味でどちらも共通点は多く互いに勉強になる部分があるのでしょうね

逆にそういった方々に本業で負けないようにしていないといけないと思う今日この頃です





おまけ
先日患者さんからお土産にいただきました
ムーミンは世代を超えます


それでは!






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