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2016年10月29日土曜日

地域型スポーツクラブ

どうもこんにちは


先日元ラグビー日本代表の平尾誠二氏が53歳という若さで亡くなられました
胆管細胞癌だったそうです


平尾氏というと平成12年に私の地元である愛知県半田市、成岩スポーツクラブを来訪された事を思い出します


さてその成岩スポーツクラブとは…

愛知県半田市の成岩地区少年を守る会が、平成7年に当時文部省が提言した総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業の推進母体となり設立した、地域型のスポーツクラブです


平成10年から12年には文部省から「地域スポーツ交流推進事業」を委嘱されています


文部科学省はスポーツ振興基本計画というものを打ち出しており、スポーツ指導者の育成、生涯スポーツ社会の実現、オリンピックでのメダル獲得率の向上などを目的としています




その政策実現のための施策の一つとして、企業や学校部活動中心のスポーツ機会だけでなく、ヨーロッパ諸国のような学校卒業後などにもスポーツに親しむことができる地域スポーツクラブの定着を掲げているようです

スポーツ振興くじ『toto』の売り上げの一部はこのスポーツ振興に当てられています


このモデル事業に手を挙げたのが半田市の成岩地区であり、当時成岩スポーツクラブを設立、中学校の体育館を新築するなどして立派なクラブハウスを作ったりしたわけです。


私自身海外の公共スポーツクラブ運営のことはよくわかりませんが

短期ですが滞在したことのあるイギリスのウェールズには
各町に決して立派とは言えませんが一つずつスタジアムがあり、そこをホームグランドにする地元の人に愛されるラグビーチームがあり、そしてそのチームのジュニアチームやサテライトチームがあって、毎週末に隣町のチームと試合を行って、試合後にはスタジアムに併設するパブでアフターマッチファンクションをする

試合がない日は町の人がパブに集まってラグビー談義に花を咲かせる

そんな光景が日常で

各世代の優秀な選手は上のカテゴリーに呼ばれ
地元のチームで活躍することは一つの名誉であって、そこから上位リーグのチームに移籍したり国の代表に選ばれることを目標としている

これが文化になっています

おそらく日本の地域スポーツの振興もそんな形を目標にしたのだと思われます


成岩スポーツクラブの立ち上げ時に会員だった(当時中学生の)私はなぜかよく講演会や説明会を聴きにいったもので、将来は地域型スポーツクラブというのが主流になっていくのか〜、なんてことを思ったものでした

さて現在の成岩スポーツクラブがどうかというと


一応バスケットはトップチームの下に年齢別のチームがあって、一貫育成システムなるものを組んでいるようですが、私が子供の頃に聞いていたものとかけ離れた代物といった感じです

結局、学校部活動との切り離しがうまくいっていないんじゃないでしょうか



せっかくそれなりの財源もあって立派なクラブハウスと(田舎だけに)広いグランドもあるので

うまく活用して全国の見本になるような形になってほしいものです



平日は学校の部活動をやって、週末はクラブチームで別の競技をやるなんていう形を考えると
知多半島にはラグビー文化が根付いていなくて中学校や高校にラグビー部があるところがほとんどないのでちょうどいいんじゃないかなー

なんて勝手に思ってみるのでした




…それでは!




おまけ


名古屋高校ラグビーは無事に初戦を突破(93ー0)
都合で会場には行けませんでしたが…

こちらも是非応援を宜しくお願いします


(写真がないのでちょっと前のモノ)














2016年10月26日水曜日

悲しい出来事

どうもこんにちは



現在サポートしている高校のウェイトルームは、当然ラグビー部だけでなく学校中の生徒が利用します

各部活動ごとにウェイトトレーニングを指導している誰かがいるはずなので、危険であるとかふざけているなどのよほどのことがない限り他部活の学生には口を出さないようにしています

しかし先日
こんな話を耳にしてしまいました



「ウェイトって楽だよな、とりあえずウェイトルームで決められた回数だけこなしてれば時間がすぎるもんな」
「怪我してるって言えばストレッチして後輩にマッサージさせてればいいし」





幸いこの声の主は指導している部活動の生徒ではありませんでしたが非常に悲しい気持ちになりました



と同時に私が指導している選手たちも同じように思っているのではないかと不安になりました



ウェイトトレーニングに限らず

「誰かがみているから」
「やらなきゃ怒られるから」

という気持ちで何かをやるくらいなら、いっそ自分が楽しく集中できる事に時間を使うか、なんなら睡眠をとって休んだ方がよっぽど有意義だと思います




特にトレーニングは自分を高めるために行われるべきものです
「誰もみないからいいや」という精神の人間はどれだけやっても報われることはないでしょう

自分の身体が何よりの答えです



指導してきた選手たちはきっとわかってくれていると信じています





…それでは!







2016年10月25日火曜日

ベンチプレスに代わる種目を考えてみる

どうもこんにちは

学生にウェイトトレーニングの種目選択で意見を求められたときは



・ベンチプレス
・スクワット
・デッドリフト

これらビッグ3をまずはちゃんとやろうと話しています
(比較的高重量を扱うことができ、大きな筋肉に負荷をかけることから基本種目として知られています)

動作のエラーがわかりやすい(基本動作がある程度周知されている)
何キロを何回あげられるかを数値として評価しやすい
『押す』『引く』といった運動の基本動作を鍛えられる
何より高重量を扱えるので、満足感を得やすい

などといった点からオススメしていますが

しかしよく考えると、ベンチプレスって身体はベンチ台が支えてくれていますし、肩甲骨も固定されていてあまり全身に負荷のかかる種目とは言えないですよね

それにベンチプレスはやはり人気種目なので、公共のジムなどではなかなか順番が回ってこないなんてこともあります

ではそんな時に使える他の種目は何があるでしょうか

何を目的に行うかを考えた時に

『腕で何かを押す』という点に着目するならスタンディングプレスだったりランドマインプレスの方が全身に負荷がかかる感じがあります
ベンチ台に体が固定されておらず不安定なので体幹に力を入れる必要があるからですね

『肩甲骨を動かしたい』ならいっそ腕立てふせの方が意識を肩甲骨の可動性に集中できますし
『胸を鍛えたい』ならダンベルフライやバタフライマシンの方が胸の筋肉をピンポイントに狙えます

(こういうことは実際に自分で実施してみないとわからない部分があるので、指導する側も普段から自分でもウェイトトレーニングをしておくのは本当に大切なことだと思います)

結局のところやはり「目的はなんなのか」を明確にして実施することが重要です

そう言う意味ではビッグ3(ないしはビッグ4)の中では、ベンチプレスは自己満足に終わってしまう可能性が高い種目だろうなと思います

とは言ってもやはりウェイトトレーニングを実施するモチベーション維持にはもってこいの種目ですからなかなか外せません…

やっぱり「ベンチプレス◯◯kg挙げた」って言いたいですから

ただ
「ウェイトトレーニングといったらビッグ3しか認めない」
みたいな硬い頭にならないようにと思うこの頃です



…それでは!






おまけ


知ってる人は知っている
今池の名店の看板メニュー














2016年10月23日日曜日

ホーム

どうもこんにちは

昨日は高校時代の同窓会に出席して来ました

男子校なのでドキドキする再会(笑)はありませんが
卒業して15年が経過して人によっては驚くほど老けていたり、生え際が後退していたり、反対に驚くほど変わっていなかったりと
過ごした時間は平等なはずなのにそれぞれ違った歳のとり方をしていて違った意味でドキドキしました



久々に会う同級生の中には、普段なかなか話すことのない職種の人やいろんなタイプの人間がいてとても良い刺激になります


そんな中で、ある先生が話してくださった内容がとても印象に残りました


”歳をとると段々とボーッとすることが増えます
視界がぼやけてくるような感覚です

でもそれは一眼レフのカメラのように
何か一つにフォーカスしてピントがそこにしか合っていないから
その周りがぼやけているんだと思うんです

なんだか全体がぼやけて感じたら
じゃあ今は何にピントが合っているのかを考えてみてください

その「ピントが合っている何か」が、その人にとっての個性です
是非それを磨いて欲しいと思います


君達もそろそろそういうことを感じる年齢になってきています”



高校在学当時から
その先生は教室に入ってくるとちょっとした小話や雑学的なトークを披露してから授業を始めるユニークな先生で

私は当時全く授業は聞いていなかったんですが(汗)



あれもこれも欲張らなくても

何か一つのことに集中して、周りが見えなくなることも時には必要。
それが自分を高めてくれることにつながることもある

そんなことを考えさせてくれるお話でした


これからも自分の専門性を高めて、患者さんや学生の為に生かして行きたいなと思います




…それでは!


おまけ

そんな同窓会の翌日はいつもと変わらぬ学校へ


彼らもいつかここを”ホーム”と思ってくれたら嬉しい






2016年10月18日火曜日

テープ残り

どうもこんにちは


先週の土曜日は接骨院をお休みし、娘2人の運動会に参加させていただきました

おかげさまで好天に恵まれ、爽やかな秋晴れのもとで子供達の成長を垣間見ることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました


親子競技や父母参加競技も充実した運動会だったのですが
けが人が出ることもなく無事に終了し、一安心。

救護班をやったわけでなくても、ついついあの人はここが痛そうだな〜とか、ここをもう少し意識して走ったらいいのにな、なんてことを考えながら各種目を見てしまっていました

私は膝の不安もあって大して動いてもいないのですが、妙に疲れたのはそのせいでしょうね

一方で朝晩とっても涼しくなって体調を崩している方が多くみえるようです
空気も乾燥してきました

水分やビタミンを多く摂る、部屋を加湿する、手洗いうがい、睡眠をしっかりなどと言った基本的な体調管理を怠らないようにして、風邪を予防しましょう!


さて先日皮膚トラブルについての記事を紹介しました(蜂窩織炎についてのブログ)

皮膚表面を清潔に保つことは非常に大切ですが「テーピングの剥がし残し」がどうしても綺麗に取れない時ってありますよね




最近のテーピングは非常に粘着力が強くなっていて、汗をかいても剥がれにくくなっている反面、いざ剥がそうと思ってもなかなか綺麗に剥がせないという現実があります




テーピング用のノリ剥がしもあるんですが、大量にスプレーすると肌が荒れますし匂いもあまり良くないので、ひとまずの応急的な使用のみにしています

お家でゆっくり剥がせる時は、残り跡をしっかりと溶かしてくれる「メイク落とし」をお勧めしています


メイク落としならノリをしっかりと溶かしてくれるだけでなく保湿成分も入っていますし、そもそも顔に使うものなので安心です



テーピングのノリが残っているとそこで雑菌が繁殖したり、次回のテーピングの粘着力が低下したりといいことがありません


綺麗に剥がして皮膚を清潔に保ちましょう!


…それでは!








2016年10月14日金曜日

嬉しい報告

どうもこんにちは

当院の近隣の学校に通う学生さんが、陸上の大会で入賞したと報告に来てくれました

ここ最近通院がなかったのでどうしているかなぁと思っていたところでの来院だったので少し驚きましたが、元気に過ごしていてくれたようで

わざわざ報告に来てくれるのは、本当に嬉しいですね

痛いところがなければ来る必要のない場所である接骨院

通ってくれていた人に会えなくなるのは寂しさもありますが

便りがないのは元気な証拠

傷んだ羽根をうちで休めて、大きく羽ばたいてくれることが何よりの励みになります☆


…それでは!


おまけ



いま受付には「flying tiger」の飴を置いてます
可愛いです

2016年10月13日木曜日

お金の問題じゃないんだな

どうもこんにちは


ちょっと普段とは違ったテイストの記事を。


ピカソがファンの女性に簡単な絵を描いて、代金として高額な値段を要求したという話。
プロフェッショナルの仕事は、その瞬間だけでなくそれまで積み上げてきた経験であったり投資であったりの上に成り立っていて、それも含めてリスペクトしなくてはいけないよ〜

といった感じの話で、とても有名な逸話です
『30秒で描いた絵に100万ドル』

職人系のお仕事をされている方にはグッとくるものがあると思います



ピカソと比べるのは恐れ多いですが、私も時々家族や友人に「なんか○○が痛いんだけどなんだと思う?ちょっと軽く見て」と言われたり、メールやLINEで「○○が痛いんだけどどうしたらいい?」なんて聞かれたりします

状況によりますが
正直に言うと、どうにも対応に困ります

そしてどうしても「うーん、接骨院に来て」という返答になってしまい、
結果的にタダではみてくれない冷たいケチなやつと思われるんですが


ただ単に

「ちょっと」「軽く」「簡単に」は無理なんです


ピカソの話とは少し意味合いが異なりますが


痛みの原因はなんなのか、これまでどう言った経過をおってきたのか、現在の状態は?、筋力は?、じゃあこんなリハビリをして…

多くの場合聞いた方はそんなにしっかりみて欲しいわけではないでしょう

しかし
少しでも聞かれたらたとえそれが友人や家族相手でも私はそこまで確認しないと気が済まないのです

別にお金を要求したいわけではありません
せっかく見させてくれるなら、ボランティアでもいいから時間をとって責任を持って対応したい

ただそれだけです

気軽に柔軟に対応できたらそれで済む話なんですけどね


…それでは!

おまけ


「TEAVANA」
スターバックスが紅茶に力を入れ始めたらしいが、今まであったテイストが変わってしまった…