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2016年3月1日火曜日

脚を速くしたい

専門的な話をします

脚を速くするトレーニングは色々ありますが、必要な"要素"をまとめてみました

"スプリントスピード向上において重要なポイントは
・接地時間の短さ
・地面を蹴る力
・垂直方向の力を水平方向に変換するバランス能力

である

地面を蹴る力を効果的に鍛えるトレーニングとして普遍的な種目はバックスクワットであるが、世界のトップスプリンターのバックスクワットの1RMの値は概ね体重の2倍以上である。
その事から見てもフィジカルの強さは絶対的に必要であり、スプリンターもトレーニングの基本として確実にストレングストレーニング(ウェイトトレーニング)を行うべきである。

もちろん上半身の筋力は腕の振りの強さを生み身体の前方への推進力を発生させるので、上半身を含めた全身のトレーニングが必要


その上で、地面を蹴る力を水平方向に変換する練習と、接地時間を短くする為のプライオメトリック系トレーニングを段階的に行うことで、ストレングストレーニングによって得られたフィジカルをスプリント能力に活かす事を考えなければいけない

さらに、遊脚層の長さはトップスプリンターと一般的な高校生レベルのランナーの間に有意差は無い。
すなわち、脚のリカバリースピード(回転スピード)を向上させるような練習はスプリント能力に向上に意味をなさない。

これらはエビデンスが示されている事実である"

つまり、とかくまずは筋トレをしっかりしましょうという事ですね
もちろん年代も考慮する必要があります
高校生以上であればウェイトトレーニングは必須です
小学生くらいであれば、きちんとしたランニングフォームやそもそも運動習慣の方が大事かもしれません


科学的根拠のない逸話的に語られるような練習法や概念(例えばウェイトトレーニングをすると脚が遅くなる、怪我が増えるとか、脚の回転と引きつけを鍛えるとスピードが上がる、など)は一旦忘れて、科学的根拠を示す事のできる練習やトレーニングを提供するべきですね



S&C分野は怪我からの復帰や、逆に予防のトレーニングにも応用できる部分が非常に多いのでますます勉強していきたいと考えています

その他のトレーニングに関する事も、詳しく知りたい方は希望ヶ丘接骨院までどうぞ☆

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