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2014年8月12日火曜日

症例紹介シリーズ:マレットフィンガー

どうもおはようございます

一部ではすでにお盆休みがはじまっているようで、当院の近くの墓地に向かう道はとっても混雑しているようです

ご先祖様のお墓に手を合わせ、感謝する日本の風習。
大切にしていきたいですね


さて前回、前々回と手のケガと障害についての記事をアップしたところとても反響をいただきました

定期的にああいった紹介記事をアップするようにしたいなと思っております


ということで今回も手のケガから

「マレットフィンガー」をご紹介します

こちらのレントゲン写真、ご覧になってどこが折れているかわかりますか?





末節骨という、指の一番先の骨が骨折してます
マレットフィンガーはスポーツなどで突き指をした際に発生するケガで

自力では指の第一関節が伸ばせなくなるのが特徴です

この画像はラグビー中に指先を他選手に踏まれて受傷しました


基本的に保存療法(ギプスや装具など)の対象ですが

骨片が大きく、かつ骨折面が大きく離れている場合は手術をすることもあります


骨折でなく、指を伸ばす腱が切れて同じような症状を呈する場合があります
その場合、あまり痛みが強くないため放置してしまい、一生指が伸びなくなってしまう場合もあります


「突き指をしたら指が伸びなくなった」という時は痛みが強くなくても医療機関を受診しましょう


☆骨折の場合は約5週、腱断裂の場合は約8週の固定が一般的です


ちなみにこのレントゲン画像は私の指です

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