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2017年4月26日水曜日

スポーツするなら糖質。

どうもこんにちは


最近めっきりブログの更新頻度が落ちていて申し訳ありません


今日は患者さんから差し入れをいただきました
もはや当院の差し入れの定番
2軒隣の洋菓子店『グルマンディーズ』さんのスティックエクレア

素材にこだわった焼き菓子がとっても美味しい素敵なお店です

いつも差し入れで頂いてばかりで、自分で購入することがほとんどありませんが…
たまには自分でも買いに行かないといけません

甘いもの食べると元気になりますよね☆



さて一方で
陸上の中長距離や体操、ダンスなど体重や体型が競技に直結する種目をプレーしている学生さんなどでは早いと中学生くらいの年代から「炭水化物は太るから食べない」と言っていたり、「甘いものは食べないように」と教育を受けていることがあります

特に最近では糖質オフダイエットが流行り、ますます穀類を含めた糖質への悪いイメージが定着している感があります


生き物は食事によりエネルギー源となる栄養素である糖質、脂質、タンパク質からエネルギーを産生しそのエネルギーを利用して生命活動を営んでいます

これをエネルギー代謝と言いますが、このエネルギー代謝の中心となる栄養素が糖質(ブドウ糖)で、最もエネルギーとして使われやすく1グラム当たり4kcalのエネルギー源になります

特に脳にとって最も重要な栄養素はブドウ糖で
人間の体の中でブドウ糖はグリコーゲンとして主に筋肉と肝臓に蓄えられていますが、蓄えることのできる量には限度があるため、身体活動ですぐに枯渇してしまいます

そのため本来であれば常に食事から糖質を摂取して血糖を維持する必要があるのです

血糖値が低い状態(ブドウ糖が枯渇した状態)が続くと、筋肉のエネルギー不足だけではなく、脳へのエネルギーも不足するため、運動を継続することだけでなく質の高いパフォーマンスを維持することも難しくなってしまいます

さらに運動をしていない時のエネルギー消費を抑えようと体が働くため、低体温であったり、脳の働くが悪くなることで感情の起伏が激しくなる傾向があるようです

加えて
女性アスリートの場合では、エネルギー摂取量の不足による"Female Athlete Triad"と呼ばれる
・運動性無月経
・神経性食思不振症
・骨粗鬆症
の3主徴を呈する状態になってしまうことが少なくありません

結果として疲労骨折を引き起こしたり、慢性的な疲労感やからだの重さを感じるようになります

このように
兎にも角にも、運動でエネルギーを消費しているのであれば
十分なエネルギーをきちんと摂取するのはとても大切なことなんです

食事制限をしながら運動を続けている学生さんや女性の方で、なんだか身体の調子が悪いと感じている方がいたら、それはエネルギー不足、糖質不足かもしれません

一度食事の内容を見直してみましょう


…それでは!



編集後記
「糖質」はできるだけ甘いものからでなく穀類から摂取しましょう。


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