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2016年5月20日金曜日

治療家という仕事①

どうもこんにちは

最近は希望ヶ丘接骨院にスポーツを頑張る学生が多く通院してくれています

そんなジュニア世代の治療では時折難しい場面に出くわすことがあります

接骨院に通う子供たちは

本人自身が
ケガを早く治したい、コンディションを上げたい、ケガをしにくい身体を作りたい
と言った目的で来院してくれることがほとんですが

実はなかには
ケガを何らかの言い訳にして、部活を少し休みたい…
と言う気持ちが見え隠れする子がいたり

本人はさほど痛くはないのだけれど
親やコーチが、過剰に心配して連れてくる

という場合があります


我々治療者側の立場で門を開いて待っていると
すべての患者さん自身が早く治りたい一心で来院していると思いこみがちです
なので「早くこの痛みを取ってあげたい」という気持ちのみが先走っていきます

それが実は

少し運動を休みたいだけ、記録や結果が良くないことの言い訳にしたいだけだったら
間違いなくどんな治療をしても良くなりませんし

自分の意思で通院していない子供は
こちらが「もう良くなりました、心配いりません」と(本人と保護者両方に)言ってあげるまでは治ったことを自覚してくれません

いや、実際には痛みが多少あって、それが良くなったのだとしても
根本的な解決になっていないので、自発的に「良くなりました」とは言ってくれません



それを気づいてあげれるかどうかというのは、治療家として大変重要な素質なのではないかと思っています

逆にそれに気づいてあげただけで改善することも少なくありません




治療家とは
単に身体のケアをするだけでなく
時に心までケアする必要があるのです

本人はもちろん、保護者もコーチも、全員が納得できるような形を探し

治療に当たる

それが我々の仕事です


そのためにも

常に

親身に話を聞いて
その選手が置かれている状況やパーソナリティまで聞き出せるような懐の深さを持ちたいなと思っています


(最近はトレーニング関連のことばかりブログにあげていたのでたまにはこんなことも書いてみました)



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