先週末はフィギュアスケートのグランプリファイナルが行われました
昨年羽生選手が多選手と接触し脳震盪を起こした(様に見えた)にも関わらず競技を続行したことが物議を醸し、一般にも「脳震盪」という言葉が広く認知されるようになってから一年が経過するということになります
怪我を押してプレーを続ける、困難に立ち向かう姿には美しさすら感じますが
スポーツ指導や医療に関わる人間ならば、同じような場面に遭遇した時にどんな対応すべきか、常に考えていなければならないと深く考えさせられる出来事でした
当時もこのブログにて「SCAT」について書きましたが、いかなる競技であってももしも運動中に頭部や首に強い衝撃を受けてなんらかの症状を呈し脳震盪の疑いがある場合、必ず運動を中止し専門医による診断を受けなければならず、選手自身の判断でプレー続行の可否を決定することはできません
*以前のブログ「少しでも参考になれば」
これは選手の生命を守るため他ならず、ひいてはチームやスポーツ界全体に対する世間の信頼を得ることにもつながります
しかし、どんな類のスポーツ指導者であってもある程度の教育を受けている人であれば勉強しているはずなのですが、残念ながらなかなか周知が徹底できていないのが現状のようです
そのスポーツ独自の文化やルールが足かせになっていたり、先に書いたような古い体質が原因になっている可能性もあるでしょう
そう言った背景もあり、どんなスポーツでもルールによる線引きをしようという議論が最近は積極的に行われています
もちろん身体接触のあるなしに関わらずどんなスポーツであっても、脳震盪だけでなく多かれ少なかれ怪我のリスクがつきまといます
教員の部活動における負担の重さの問題が叫ばれている昨今、学校スポーツの現場では受傷リスクを考慮した安全面への配慮や怪我予防のエクササイズの実施、障害や外傷発生時の対応方法の教育を日頃から実施することができる、外部指導者を含めたスペシャリストの配備を進めるのはとても有意義なはずです
現在おかげさまで高校の部活動に少しだけ関わらせてもらっていますが、もし可能なら今後一つの部活動にとらわれない大きな枠組みで関わることができたらいいなぁなんてことも考えています
脳震盪の話から大きく逸れましたが…
とにもかくにも、これからも体の痛みや怪我で悩む人の力になれたらいいなと考える週末になったのでした☆
…それでは!
おまけ
先週ひっそりと誕生日を迎えいつのまにか33歳になりました。
週末の高校サポートで、学生からまさかの誕生日プレゼント
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