学生にウェイトトレーニングの種目選択で意見を求められたときは
・ベンチプレス
・スクワット
・デッドリフト
これらビッグ3をまずはちゃんとやろうと話しています
(比較的高重量を扱うことができ、大きな筋肉に負荷をかけることから基本種目として知られています)
動作のエラーがわかりやすい(基本動作がある程度周知されている)
何キロを何回あげられるかを数値として評価しやすい
『押す』『引く』といった運動の基本動作を鍛えられる
何より高重量を扱えるので、満足感を得やすい
などといった点からオススメしていますが
しかしよく考えると、ベンチプレスって身体はベンチ台が支えてくれていますし、肩甲骨も固定されていてあまり全身に負荷のかかる種目とは言えないですよね
それにベンチプレスはやはり人気種目なので、公共のジムなどではなかなか順番が回ってこないなんてこともあります
ではそんな時に使える他の種目は何があるでしょうか
何を目的に行うかを考えた時に
『腕で何かを押す』という点に着目するならスタンディングプレスだったりランドマインプレスの方が全身に負荷がかかる感じがあります
ベンチ台に体が固定されておらず不安定なので体幹に力を入れる必要があるからですね
『肩甲骨を動かしたい』ならいっそ腕立てふせの方が意識を肩甲骨の可動性に集中できますし
『胸を鍛えたい』ならダンベルフライやバタフライマシンの方が胸の筋肉をピンポイントに狙えます
(こういうことは実際に自分で実施してみないとわからない部分があるので、指導する側も普段から自分でもウェイトトレーニングをしておくのは本当に大切なことだと思います)
結局のところやはり「目的はなんなのか」を明確にして実施することが重要です
そう言う意味ではビッグ3(ないしはビッグ4)の中では、ベンチプレスは自己満足に終わってしまう可能性が高い種目だろうなと思います
とは言ってもやはりウェイトトレーニングを実施するモチベーション維持にはもってこいの種目ですからなかなか外せません…
やっぱり「ベンチプレス◯◯kg挙げた」って言いたいですから
ただ
「ウェイトトレーニングといったらビッグ3しか認めない」
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