どうもこんにちは
今日は雨で静かなので、久々に症例紹介シリーズをお送りいたします
テーマは「痛風」です
自分には関係ないとおもったあなた
その理由は?まだ若いから?男性だけの病気?お酒を飲まないから?
油断は禁物です
まず痛風とは
食物中に含まれる「プリン体」の代謝産物である、尿酸の結晶が、関節内に析出することによっておこる、激烈な痛みを伴う急性関節炎を主症状とした症候群です
炎症を起こして赤く腫れあがり、熱を持って、動かしても触っても、じっとしていてもズキズキ痛みます
風が吹いても痛いので、痛風と呼ばれるくらいで、とにかく痛いそうです
症状が出やすい部位は、みなさん良くご存知と思いますが
足の親指の付け根です
痛すぎて歩けないので車いすで病院に担ぎ込まれる方もいます
痛風における一般論や、食事の注意点は他のサイトにお任せするとして
このブログでは「確かに痛いけど、自分は痛風じゃないよ!」と思っている人に向けた情報をお伝えしましょう
よく、痛風発作はビールを良くのむおじさんにしか起こらないと思われていますが
実は痛風になるかならないかは、ほとんどが体質によって決まっています
さきほどお伝えした
「尿酸」の排泄能力は遺伝的に決まっていると言われ、もともと排泄能力が低い人に、
過食、飲酒、肥満、ストレスなどの外的要因が重なった際に痛風発作が起こります
ですので実際、お酒をほとんど飲まない若い女性でも痛風発作を起こすことがあります
さらに、足の親指じゃないから違うな、と思っているあなた
痛風発作が起こるのは親指の付け根だけではありません
確かに好発部位は足の親指ですが、中には膝や足首、足の甲、手首や耳など、全身のいろいろなところに発作は起こる可能性があるのです
ですから、関節が原因不明に急に赤く腫れていたくなったら、まず病院に行って血液検査をしてもらって原因をハッキリさせておきましょう
なぜこんなに脅すのか?
それは、長年高尿酸血症を放置しておくと、腎臓や血管に障害が出たり
たびたび発作を起こすと関節そのものが壊れてしまうことがあるからです
辛い発作を何度も繰り返す上に、一生モノの障害まで負いたくはないですよね
痛い思いをするのは自分ですから、自分の身は自分で守りましょう☆
とは言っていますが
先日の勤労感謝の日に、閉院後友人と日頃の労をねぎらって食事に行ってきました
体に良くないってわかっていても
外食ってやめられないですよね(苦笑