今日は患者さんから聞いて一つ勉強になったお話
みなさんよくご存知の「貧血」
体内の鉄分が不足して、赤血球が足りず酸素の運搬が上手にできなくなってしまう病気です
めまいや立ちくらみ、吐き気、動悸息切れ、疲れやすいなど酸欠による様々な症状を引き起こします
結膜の赤みがなくなったり、顔色が青白くなる、爪がもろくなるなどは有名な外的所見ですね
貧血の方は時に、歩くと腰が重くなる、脚がだるくなるといった腰部脊柱管狭窄症の症状に似た訴えをされることがあります
注意深く話を聞けば鑑別はさほど難しくはないと思いますが、治療者は頭の片隅に置いておいても良いかもしれません
そんな時参考になるかもしれないのが
『耳に線が入る』という症状です
全身の血流が悪くなると末梢の組織である耳たぶの皮膚に萎縮が起き、横シワができるそうです
もちろん貧血の方全員に見られるわけではないので、耳たぶに横シワがなければ貧血じゃないというわけではありませんが
耳が出ていればちらっと見るだけでもチェックできますから、参考になると思います
貧血だけでなく動脈硬化でも耳たぶの横シワが見られるらしいので、是非一度チェックしてみてください☆
…それでは
後記
写真撮らせてもらいました
おまけ
地元半田の夕焼け