どうもこんにちは
新型ウイルスの流行拡大防止による休校に伴い、しばらくの間多くの学校で部活動も制限されていましたが
ここ愛知県では先月末より活動を再開している学校が増えています
(中にはこっそりと「自主的な」活動という名目でかわらず練習を続けていた学校などもあるようですが、どうなんでしょうね…)
長い期間練習をしていない場合
休止期間に見合った段階的な運動量と練習内容の調整が必要ですが
休んでいた分を取り戻そうと焦りすぎると急激な運動量の増加によるケガが発生しやすくなります
またラグビーなどのコリジョンスポーツでは、特にタックルなどの接触プレーの部分での技術が低下したり負荷を身体が忘れてしまうのは大きな怪我につながる可能性が高く
そういった意味では技術練習も、基礎から確認していく必要があるでしょう
(シンプルに、できていたはずのことが思いのほかできなくなっていたりします!)
当院にも
部活動や運動の再開に伴った身体の痛みを訴える学生さんの来院が目立ってきました
学校が再開されれば、対外試合や大会が自ずと再開される流れになる可能性があり
いつまでも練習を休んでいるわけにはいかないという心理が働くのは当たり前のことですが
焦らず一つ一つ確認しながら通常の練習量や練習内容に戻していくようにしましょう
少し表題からずれ過ぎましたので
ここで女性アスリート三主徴の話を…
以前このブログで三主徴を
・運動性無月経
・神経性食欲不振症
・骨粗鬆症
の3つと紹介しましたが
以前は「神経性食欲不振」や「摂食障害」と言われていた部分が
近年は「low energy availability」つまり「利用可能エネルギー不足」とされているようです
エネルギー不足は卵巣からのホルモン分泌量を低下させ無月経や骨粗鬆症を引き起こし
それが結果として疲労骨折だけでなく身体のだるさや重さにつながる
そしてそれを体重の増加のせいであると勘違いして食事量を制限してしまう
という負のループに陥ってしまうことがありがちです
繰り返しになるので今回は詳しく書きませんが
兎にも角にも、運動を行なっている人にとって摂取カロリーの不足は良いことがありません
特にダンスやバレエなどのアーティスティックスポーツ、陸上など1分1秒、1センチを競う種目、階級分けをされていて減量を伴う種目は注意が必要です
部活動や競技の自粛期間に
体重が増えたことで競技力や記録が低下してしまった、体重を落とせばすぐ戻る。
と考え安易に食事制限をしようとしていませんか?
それは単に運動の休止による技術的体力的な競技力の低下であって
むしろ身体にとってはいい休養だったかもしれません
今すべきは本当に減量なのか、もう一度よく考えて
怪我のない健康な身体でスポーツを楽しみましょう!
おまけ
自宅でできる一番簡単な運動はやはりストレッチですね
私も見習ってこれくらいできるようになりたいものですが
先はまだまだ長いです
(妻と長女)
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