昨日は寒かったですね
暖かいドリンクに心も身体も癒されます
さて症例紹介シリーズ
本日は「肘内障」です
一般に「腕が抜ける」と表現される肘内障
1〜4歳の小児に頻発し、急に手を引かれたり手を持って上に持ち上げられたりした際や、時に寝返りなどで腕がねじれた際にも起こることがあります
子供自身がしっかりと何かを握っていれば仮にぶら下がったりして全体重が腕にかかってもまず発生することはありませんが、脱力している状態で急に引っ張られると起こるようです
今まで遭遇したもののほとんどが大人に腕を引っ張れた際に発生したものでしたが、10年間で一例のみ寝ていて急に痛がりだしたと親御さんが言われた症例に遭遇したことがありました
肘内障を起こした子供のほとんどが腕を下にさげて動かそうとせず、他人に触れられると強く痛がるため、受傷した状況と症状を確認すれば比較的容易に鑑別が可能です
橈骨頭が橈骨輪状靭帯から逸脱した状態(前腕の骨が上腕骨から亜脱臼した状態)とされていますが、レントゲンではわからないほどの小さな逸脱のためレントゲン検査は意味がありません
さらに整復操作もさほど難しいものではないため、近年ではインターネット上で「子供の腕が抜けた」と検索すると治し方も簡単に見られます
痛がる子供のためにできるだけ早く治してあげたいという想いから、親御さんが整復操作を試みる気持ちもわからなくはありません
しかし
一度の整復操作では実はきちんと治っておらずその後何日も痛い思いをしているということがあったり
実は肘内障ではなく他のケガがあり、無理に触って悪化させてしまうということもあります
そのためもしも子供が腕を痛がったら、仮に肘内障だろうなと思っても必ず接骨院や整形外科を受診していただきたいなと思います
実際に当院に腕が外れた子供が来院した場合は整復操作を施した後数十分は院内で様子を見させてもらい、本当にきちんとはまっているか確認してからお帰りいただくようにしています
「肘内障」は自分では痛みやケガした状況を説明できない年代に起こります
子供が痛くて辛い思いをしなくても良いようにしてあげたいですね
当院では急患の場合、携帯電話にご連絡していだければ診察時間外でも可能な限り対応させていただきます
お困りの際はご遠慮なくご相談ください
…それでは!
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